【願い】高校野球 岩手県大会だけでも開催を
- 2020/5/22
- スポーツ
夏の甲子園、そして地区予選中止。
この事実が、一生懸命に白球を追いかけてきた球児達にとって、どれだけ辛いものか。
きっと、絶望感・悲壮感・悔しさ・悲しさ、色んな気持ちが入り混じっていると思う。
テレビ等の報道では、前向きなコメントをしている球児もいるが、
やっぱり心の底では、きっと悔しい思いをしているに違い無い。
今の高校3年生が17歳〜18歳とすると、きっと彼らは覚えているであろう。
2009年に岩手県中で巻き起こった旋風を。
そう、現マリナーズの菊池雄星選手率いる花巻東が起こした、あの熱風を。
きっと、彼らが甲子園で全国の強豪校を次々と撃破していく姿をテレビ越しに見て、野球を始めた人も多いのではないだろうか。
今から11年前とすると、今の高校3年生が、6歳〜7歳。
ちょうど小学校入学の年だ。
最初は友達と遊びのキャッチボールから初めて、
早い子だと数年経てば、スポ小やリトルで本格的に野球を始めた事だろう。
きっと野球を始めた人達にとっては、甲子園は高校3年間だけの夢や目標ではないのだ。
野球を始めた小さな頃からずーっと夢見ている舞台なのだ。
ただ、どんなに嘆いても、もう決まったものはしょうがない。
幸いにも現時点で、岩手県では新型コロナウイルス感染者は確認されていない。
で、あるならば、やっぱり岩手県大会だけでも、ぜひ開催をしてほしい。
夢や目標を持て!と大人は言う。
そうであるならば、球児達の最大の夢や目標はもう叶わないかもしれないが、少しでも近づく事のできる道筋を大人が示したい。
幸いにも岩手日報でこんな記事が出ている。
岩手県高野連の皆様、学校関係者の皆様、そして今回の意思決定に関わる皆様。
球児達は、一瞬一瞬を全力で生き抜いています。
お願いですから、岩手県大会だけでも開催してあげて下さい。
岩手県に住む大人として、ぜひ子供達に大人としての生き方を示してあげて下さい。
それがきっと、彼らを救う唯一の方法になるはずです。
お願いします。
p.s.
高校野球だけを書きましたが、他の部活動に取り組んでいる全ての生徒(小・中・高含め)がきっと同じ思いをしているはず。
せっかくだから試合して終わりたいよね?
最後、自分がやってきた事の発表して終わりたいよね?
当然、勝ちたいけど、それ以上
部活動の目的が人間形成だとするならば、
ただし、命に代える事はできない。
生徒達の命を守る事は、最優先。
それを理解した上で、何とか各部活動の生徒達が、現状よりは納得できる道を教育関係者の皆様には示していただきたい。
彼らが将来の岩手を担っていく人材なのだから。